工場新設で製造原価の低減と高収益化を目指す グローバル製造企業の成長を支えるmcframe

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1975年の創業から、金型用部品の製造・販売を事業として展開しているパンチ工業。中期経営計画に基づくグローバル展開の一環となるベトナムのPunch Industry Manufacturing Vietnam立ち上げに合わせて、同拠点の工場に「mcframe」を採用。手配業務の簡便化やリアルタイムな製造実績の把握、月次単位での製造原価の把握などを実現したほか、iPadによる図面の確認などの仕組みでスマートな工場を実現している。

mcframeで業務の簡便化と原価の見える化へ iPadを活用したスマートな生産現場も実現

製造原価低減と高収益化に向け工場新設

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(左)パンチ工業株式会社
情報システム室 担当課長
桂 敏昭 氏
(右)パンチ工業株式会社
情報システム室 主任
菊地 弘将 氏

プラスチック成形や金属プレスに欠かせない金型部品を提供し、基幹産業からハイテク産業まであらゆる製造企業の生産を支えるパンチ工業株式会社(以下、パンチ工業)。同社は、中期経営計画の重点経営課題として、「販売5極体制の確立」「お客様サービスの向上」「高収益事業の推進とR&D強化」「働き方改革」などに取り組む中、中国の工場で製造していた日本向けの半製品の製造原価の低減を目的に、Punch Industry Manufacturing Vietnam(以下、PIMV)の立ち上げを決定する。

PIMV立ち上げのもう1つの目的は、高収益事業の推進とR&D強化である。情報システム室 担当課長である桂敏昭氏は、「PIMVは、建屋も含め一からの立ち上げであり、手配業務の簡便化や製造実績のリアルタイムの把握が重要な要件でした。また、月次単位の製造原価の把握も必要でした」と話している。

iPad_capture作業の着完や図面確認などに使われているiPadの画面

機能やコスト、サポートなどを総合的に評価

パンチ工業では、PIMVに導入する生産管理システムおよび原価管理システムの選定を2015年9月より開始し、同年末にmcframeの採用を決定する。その後、2016年2月よりシステム導入プロジェクトがスタートし、10月からは本番稼働を開始した。mcframeを採用した理由について桂氏は、「機能はもちろん、導入期間やコスト、サポート体制などを総合的に判断して、mcframeの採用を決めました」と当時を振り返る。

mcframeの導入にあたり、パンチ工業は日本でB-EN-Gと要件定義を実施。2016年4月にはPIMVの工場が竣工し、8月からのシステムの操作トレーニングを経て、10月に本番稼働を迎えている。情報システム室 主任の菊地弘将氏は、「海外での業務経験が十分でなかったので、現地スタッフへのトレーニングなどで言葉の壁を感じましたが、mcframeのベトナム語対応をしてもらえたので非常に助かりました」と話す。

また今回は、野村総合研究所/NRI Singapore(NRI)にプロジェクト管理を依頼している。桂氏は、「ベトナムでの契約は非常に複雑でしたが、アジア地域において、経験豊かなNRIのStella Tian氏にサポートしてもらえたことで、契約関連はスムーズでした。もしパンチ工業だけで契約を進めていたら、PIMVで何らかのトラブルが起きていたかもしれません」と話している。

材料の特殊な管理や棚卸も簡便に 操作も直感的な原価管理に期待

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左からNRI SingaporeのStella氏、
パンチ工業の桂氏、菊地氏

mcframe生産管理の導入効果について菊地氏は、次のように語る。

「受注取り込みから出荷までの業務は、トラブルもなく稼働しています。また、iPadで実績収集しているので、中間品管理をリアルタイムで把握できるようになりました。そのため、棚卸も非常に簡単にできるようになっています」

一方でmcframe 原価管理を導入した効果について桂氏は、「mcframe 原価管理をデモで触れたときに、操作も直感的で使い勝手が良く機能も非常に秀逸だと感じたこも採用を決めた理由の1つでした。原価管理については、詳しい評価はまだこれからですが、大きく期待しています」と語る。さらに、生産現場ではiPadを活用した業務の仕組みも構築した。現在、35台が3交代で24時間フル稼働しているiPadは、作業の着完や製造図面の確認の用途として業務へ定着している。

iPadの導入について桂氏は、「iPadの導入はPIMVの社長からの要望でした。新しい工場は全体を見渡せる設計になっており、『お客様が見学に来たときでも、iPadを使って図面を確認できるスマートな働き方をしている工場をアピールしたい』という社長の熱意も採用を後押ししました」と振り返る。

今回のプロジェクトの成功要因についてNRIのStella氏は、「業務とシステムの両方を理解している担当者に参加してもらえたこと」と分析するように、桂氏と菊地氏のような現場出身かつITの専門業務に通じた担当者主導でプロジェクトを推進できたのが大きな理由だという。また桂氏は、「現地のITインフラ担当のCa Nguyen氏が、ベトナム語と英語を駆使して、mcframeのトレーニングに参加し、現地スタッフの問い合わせにも応えられるスキルを身につけてくれたことも成功の要因の1つです」と話している。

現在PIMVでは、半製品を製造しているが、2018年度中には日本で受注した完成品をベトナムで製造・販売する計画だ。そこで現在稼働しているmcframeを、いかに次の「フェーズ2」で拡張できるかが最大のポイントになる。桂氏は、「次のフェーズでは非常に難しい要件定義が予想されます。ここを成功させられるかどうかは、全社的にも非常に大きな影響を与えるので、非常に良いチームワークを発揮できたフェーズ1と同じB-EN-GとNRIのチームにフェーズ2のサポートもお願いしたいと考えています」と話している。

導入企業概要

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1975年の創業以来、企業ビジョンでもある「金型部品業界におけるトップブランドの確立」と「製販一体企業としての優位性を活かした高収益企業」を目指すパンチ工業。これまでに培った、精密加工技術のノウハウと、約1,900台の工作機械や処理設備を駆使することで、全プロセス一気通貫の生産体制を構築している。現在、国内4箇所、海外8箇所の生産拠点を有し、国内13拠点、海外40拠点でグローバルに製品を販売している。

商号 パンチ工業株式会社
創業 1975年3月29日
資本金 28億9,773万円
従業員数 連結3,959名(2017年3月末現在)
事業内容 金型用部品の製造・販売

企業ウェブサイト

導入製品

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※クリックすると製品サイトに移動します。

  • 本事例は2017年5月現在の内容です。
  • 本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載当時のものであり、変更されている可能性があります。
  • 掲載企業様への直接のご連絡はご容赦ください。

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