ユーザー同士が交流し現地課題を共有する意義 B-EN-Gインドネシア 日系企業をサポートする新たな形

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東洋ビジネスエンジニアリング(B-EN-G)のインドネシア現地法人、PT. Toyo Business Engineering Indonesia(B-EN-Gインドネシア)は、同社の生産・原価管理パケージの「mcframe」を導入しているユーザーの日系企業同士が交流する会、MCUG(MCFrame User Group)を年に2~3回開いている。

日本とは大きく異なる法制度や商習慣、ローカル人材の育成や組織運営の仕方など課題は山積するインドネシア。だが、日系企業同士が真剣に、時に和やかな雰囲気の中で現地特有の課題や悩みを共有し合うで、「多くの気づきがあり、解決の糸口が見つかる」と参加者は口々に話す。インドネシア人だけのセッションも別途開催されるが、今回は日本人のみを集めた会だ。リアルなユーザー会をリポートした。

ユーザー会

B-EN-Gインドネシアが拠点を構えるジャカルタのオフィスビルの一室にこの日、mcframeのユーザーである日系企業5社の日本人6人が集まった。今回は、在庫管理などに用いられることが多くなったハンディーターミナルという情報収集端末と、在庫の精度向上をいかに実現するかの勉強会だ。

インドネシアでのmcframeを契約する日系企業は50社近くに上る(日本本社やシンガポール、タイ拠点での契約も一部含む)。日系企業のユーザーが交流し合い、さまざまなテーマで学び合うユーザー会を3年ほど前から開いている。

最新製品の実演をしながらハンディーターミナルの性能を紹介した日系メーカーの担当者は「バーコードと多少の距離があっても、瞬時に情報を読み取ることができる」と熱心に説明。これを聞いた参加者は「パソコンと連携する機能があるなどこんなにも進んだ最新製品があることに驚いた」、別のある参加者は「道具としては良いが、インドネシアでは2度読みなどの不正、誤りを防ぐことが必要になる」と指摘するなど、活発に意見を交わした。

普段は、業界の垣根を超えて日系企業が交流することは意外と少ない。mcframeのユーザーという共通点をきっかけに、日系企業がインドネシアの課題を話し合い、横でつながる機会は貴重だ。

在庫精度の向上は?

在庫精度の向上

この日のユーザー会では、続いてmcframeの導入によって在庫の精度をいかに向上させるかを、参加者同士で意見交換した。

あるユーザーの工場では、在庫数のカウントが間違っていたり、単位が違っていたり、記入間違いなどミスが多発していると問題提起。参加者たちは各社それぞれの対策を披露し合った。ある参加者は「作業員のヒューマンエラーが問題ではないか。教育を通じてシステムの意義や目的を従業員に意識付けすることが重要だ」と話した。「責任の所在を明確にするために、作業担当者を絞るべき」「正しいデータを入力することにモチベーションを上げられる社員教育が必要だ」などと指摘する声もあった。

B-EN-Gインドネシアの内田雅也プレジデントディレクターは「mcframeは安全在庫などの在庫管理機能もある。皆さんと協力しながらmcframeをより活用できるようにしていきたい」と締めくくった。

「見える化」で糸口

ユーザー会

ユーザー会に初めて参加したというある参加者は「他の参加者がどういう問題を抱え、どんな対策を取っているかを知りたくて参加した。在庫精度の向上は弊社の課題でもあった。具体的な事例も交えた意見交換が非常に参考になった」と評価した。別の参加者は「我が社のインドネシア工場はPDCAなど日本では普通にできていることがまだできていない状況。皆さんが抱えている課題は、いずれ弊社でも直面すると思う」と話した。

さらに他社製品のユーザー会にも出たことがあるという参加者は「以前に参加した別のユーザー会はシステムのPRや愚痴ばかりで内容がなかった。mcframeユーザー会は非常に内容が濃く、いろんな課題について学習できる場だと思った。すごい会だ」と褒める。「私のインドネシアでのミッションは『見える化』。経営層にいかにデータを上げて分かりやすく見せるかが仕事だが、その糸口が見つかったことが一番の収穫だった」と喜んだ。

今回はちょうど日本のmcframeユーザー会で活躍するオブザーバー参加者がいた。同社で経営データを様々な用途でわかりやすく見せるために構築した実際の仕組みを披露して、具体的な背景や用途、データの取得方法などの意見交換も行われた。B-EN-Gインドネシアの内田プレジデントディレクターは「この場はmcframeという枠に囚われず、ユーザ同士が多岐にわたるコミュニケーションを行い課題解決を導く場になって欲しい」とユーザー会の意義を話した。

mcframeを導入することで、ユーザー同士がインドネシアの製造現場のさまざまな課題を共有し合う。そして各社の事業に生かしていく。インドネシアの現場を見える化するmcframeの導入が新たな出会いと、気づきをもたらしているようだ。

(取材協力:NNA)
※本インタビューは2019年4月現在の内容です。

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